石ころ。
つい1年くらい前まで、
私は、頭で恋愛するタイプだったのですね。
好きになるのは直感だとしても、
頭でいろいろこねくり回すんです。
この人はこういうスペックだからこうしようとか、
この人稼げないから私が頑張ろうとか。
実にひどい話。笑
全然相手を信じてもいないし、
なんなら見てもいないっていう。ね。
だからまあ、ある程度付き合いはかみ合うから
それなりに時間は経ちますけど。
しかも、本人的には相手のことが大好きで、
毎回、結婚を視野に入れている。
つもりでいる。
のだが。
のだが。
振り返ってみると、
私の中には、何か空回りしているものがあって、
常に空虚な感じがあったのは事実。
それを指摘してくれる鋭い人もいたけれど、
どうしていいかお互いにわからなくてね。
だからまあ、自分を信頼できていないというか。
自分を信じて、ただ愛されてみるとか、話には聞くけど、
恐ろしすぎて出来ませんでした。
で、今はというと。
自分を信じてただ愛している。
なんだこれ。
もし、相手が道ばたの石ころになっちゃって
「僕です、僕です」とか言って来たら
信じて持って帰って、一生幸せに過ごすんじゃないか、
っていうくらい。
これはこれで気持ち悪いですよねそうですよね。
自分を信じるしかなくなって、
結果、出てきたもの。
もう、出できて出てきて仕方ないもの。
今までの私には全くなかったもの。
自分の中には途方もないものが眠っている。
掘り起こしてしまった。